8月25日(土)「決勝」
いや〜〜〜〜、本当に長かった。ついに決勝です。
と言っても本当の決勝は明日で、われわれはいわゆる予選落ちの2時間耐久なんですが。
朝から気持ちイイくらい晴れて、なんかわくわくしてきます。
我々の参加するチャレンジ2耐第2グループのスタートは午後3時。だいぶ涼しくなっておりけっこう走りやすい状況です。
しかし緊張するな。今日までレースは下着しかしたことがない僕は、むちゃくちゃ緊張してます。もちろんスタート進行など知るわけもなく、コースインしたあといきなりピットに戻ってきてしまいました。又スタートしようとしたらコースは閉鎖状態。おいおい、コースに戻れないよ。(本当はここでグリッドに付く予定なのだが、、、)結局なんとかコースに誘導してもらいもう一周して31番の位置に付くことに。情けない。
今回は各ライダー30分走ってピットイン。そんでスタートライダーの僕が最後も走ると言う、何とも良いとこ取りの状態。皆さんありがとうございます。感謝感謝であります。
スタートはお約束のルマン式。コース端からさとしくんが支えるバイクに乗ってエンジンをかけてスタートなんですが、人一倍上がりしょうの僕はこの時点ですでに頭の中が真っ白。スタートまで1分をすぎた辺りから気持ち悪くなってくるしまつ。早くこの時間が終わってくれることだけを考える。
いよいよスタート10秒前。そこから1秒毎のカウトダウン。緊張は一気に頂点に。ついに0!!!うりゃ〜とばかりバイクに走り寄る。この時間のお長いこと。涼しいとは言え夏の炎天下にメットとツナギを着て5分近くたたされて、ヨーイドンとばかりに走らされる。(その間、X4をクラブバーのみで支え続けてたさとしくん、君も凄いよ)そんな状態で走りながら考えるのは「なんでおれこんなことしてんだろう」です。
なんとかバイクにまたがりエンジンをかける。もちろん一発始動。そこから一気に何台か抜いて1コーナーに突っ込む。そこはもう地獄絵図。前後でぶつかってるやつはいる、その2台が手刀きってあやまってる。もう右も左もバイクばかり。2コーナを回った時には先頭は遥か3コーナーまで達してる。まあスタート時点で既にそれくらい差があったからしょうがないんですがね。
1周めはこんな感じでだんご状態。2周目からは少し余裕が出てきて着実に1台、1台抜きはじめる。ホームストレートでもちゃんとサインボード(マツさん、よく見えましたよ)が見えるし若干落ち着いてはしれるようになっていた。
何周かするといままで凄く一生懸命走っていたのに、何となく余裕で走れるようになっている自分に気が付く。心無し周りの景色が凄くスローに思えてくる。これはもしかしたらオレってじつは凄い奴なのかもしれん!いや〜、天才は忘れた頃にやって来るとはこのことか!と思っていたらなんてことはない。ギヤーを1速づつ間違えていただけでした。(直線で4速までしか入ってなかった)あとできいたらラップタイムも10秒以上遅かったらしい。
まあ、そんなこんなしているとサインボードにピットインのマークが。その周回でピットインして今度はスカンクさんと交代である。本当はここで「どこのコーナーがどう」とか「ここはこうだ」とか情報を伝えるんだろうけど、ぼくはさっさとバイクから離れてピットの中に入ってしまいました。スカンクさんごめんね。でも大丈夫でしょ。
さて、ピットに戻ってもまだ心臓がばくばくしている僕はみなさまから冷たいおしぼりをもらったりジュースをいただいたり、自分の人生の中で本当に最高のひとときを過ごしました。本当に有り難うございました。
順調にスカンクさんが周回をこなし(この人は本当に卒なくこなすな。やはり大人だなぁ)支部長に交代。ただただ無事に帰ってくることを祈る。
支部長も順調に周回を重ね、じきに戻ってくる。脱いでいたツナギをもう一度着て最後のライダー交代に備える。ここで又いろいろ考える。やっとここまで来たんだなという思いが込み上げてくる。暑かった練習走行やKuiくんがいきなり転んだこと(コーナーを曲がれなかったと言って悔し涙を流してたなぁ)ここまで来るのにいろんな人が助けてくたり、、、。最初は僕が何気なくX4でもて耐にでたいねと言ったことから、いろんな人に手伝ってもらい、いろんな人に迷惑をかけてどうにかここまで来れた。あとは残り時間転ばないで完走することを考えて行こう。
そしてライダー交代。バイクに跨がりおに監督からGOサインが出てピットを思いっきり飛び出す。もちろん制限速度は守ります。
コースインしてもいつもの練習走行と同じように肩に力を入れないで走ることができてる。さっきとは違う。でもバイクが前にいれば頑張って追い掛けて、少しでも順位が上がれば良いなと思う。
もう何周したか分からなくなっていた頃、ピットレーンでみんなが手を振っている。何だろう?何かあったのか?おれが何かしたのかな?などと考えていると次にメインストレートに帰った時にチェッカーが振られていた。
終わった。なんか凄く気分が良いな。順位とかは関係なくても取りあえず何かを成し遂げた感じが凄く気持ちよかった。ゆっくりコースを一周してピットに戻りすぐに車検場で車両保管になる。車検場で待っていたのはおに監督だった。ぼくに寄ってきて握手をした時、なんかすごくじ〜んときた。いろいろあったけど、最後まで無事に終わった。疲れたとか、暑いとかそんな事はどこかに吹っ飛んでとにかく気持ちがいい。この一言につきます。
結果はチャレンジ2耐第2グループ21位完走。
僕のわがままで始まったもて耐へのチャレンジ。在り来たりかもしれないけど、完走できたのは色々手伝っていただいた皆様、いろんなかたちでカンパをして下さった皆様のおかげです。多分僕1人では当たり前の話、ここまで来ることはなかったと思います。皆様のおかげで、2001年のもて耐チャレンジは無事に終了しました。
最後に本当にありがとうございした。


<参考資料> モテ耐にかかった経費
エントリー代   58,000円
レンタカー代   42,000円
タイヤ代   35,000円
ブレーキパット代   20,000円
フォークオイル代   5,000円
ガソリン代   10,000円
アンダーカウル代   25,000円
修理代   26,000円
合計   221,000円
スペーサー
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